釣りの準備
釣りって、竿を振るその瞬間がメインイベントのはずなのに…実はその前の準備時間が一番楽しかったりしませんか?
前日の夜、釣具箱を開けるときのドキドキ。
「このルアーで爆釣やな」なんて思いながら、結局使わないルアーまで並べてしまう。お小遣いの範囲で買い集めた“秘密兵器”たちが出番を待っている姿は、まるで小学生の遠足前の消しゴムコレクション。
さらに天気予報のチェックも欠かせません。
「晴れ!風も弱い!よし、今日は勝った!」とテンションMAXになったかと思えば、翌朝は予報が外れて小雨。
それでも「雨の日は逆に釣れるかも」と、ポジティブシンキングが発動するのも釣り人あるあるです。
そして忘れちゃいけないのが、出発前のコンビニ寄り道。
おにぎりか、カップ麺か、はたまたチョコか…。釣り場に着く前から、頭の中では“釣り+食欲”のゴールデンコンボが完成しています。
結局、釣果がどうだったかよりも、この「行く前の時間」が心に残るんですよね。
準備しているだけで釣れた気になっている自分が、ちょっとおかしくて、でもやめられない。
だから私は声を大にして言いたい。
「釣りは、行く前からすでに楽しい!」
釣り準備あるある3選
楽しい釣行にするために準備は抜かりなく行いましょう。
釣行を重ねてゆくと、自分なりの段取りや効率の良い手順なども決まってきます。
それでもこんなあるある、ありますよね。

① 結局いつも荷物が増える
「今日は軽装で行こう!」と心に決めても、気づけば竿3本にルアーケース2つ、おまけに予備の予備まで…。結果、まるで小旅行。
② 前日は寝不足になる
「明日は早いから早めに寝よう」と布団に入ったはずが、頭の中は釣り場のシミュレーション大会。気づけば夜中2時。遠足前の小学生か!
③ コンビニで余計なものを買いがち
「おにぎりと飲み物だけで十分」と思って入ったコンビニで、気づけばカゴにスナック菓子とカップラーメン。しかも釣り中は結局食べない。
ウキオは小遣い制なので少しでも費用をうかせ、1回でも釣行を増やしたいので無駄使いは注意しています。
釣りの跡片付けあるある3選
楽しい釣行も終わって、釣り座の跡片付けも終え家に帰ってきてからの話ですが、ウキオのあるある3選をご紹介します。
① 家に帰ったら道具そのまま放置
「とりあえず休んでから片付けよう…」が口グセ。気づけば翌日、濡れたままの竿が玄関にドーン。
釣りはとても疲れますよね。眠たい中の運転で疲労もMAX・・・。
せめてリール・釣り竿は水洗いだけしてからくたばりましょう(そのままだと潮嚙みして道具の寿命を縮めます)。
② クーラーボックスの中身を忘れる
魚はすぐ処理するのに、氷や飲みかけのペットボトルを放置して“未知の液体”が誕生。
ボウズならまだしも、釣った魚を持って帰ったのならクーラーボックスはその日のうちに洗いましょう。
③ ルアーや仕掛けが行方不明
帰って片付けていると、「あれ?昨日使ったはずのジグどこ行った?」。後日バッグの隅から登場して「お前ここにいたのか!」と再会。
今日の釣りも楽しかったと思えるようにする秘訣
景色や時間を楽しむこと
釣りに行くと、ついつい「何匹釣れるか」に気持ちが集中してしまいます。もちろん大漁なら最高ですが、自然はいつだって人間の思い通りにはなりません。そんなときでも「今日は楽しかった」と思えるかどうかは、自分の視点ひとつで変わります。
例えば、まだ夜が明けきらないうちに釣り場へ向かう時間。冷たい空気を吸い込みながら、水平線がだんだん赤く染まっていく瞬間は、魚が釣れなくても心に残ります。波の音を聞きながら竿を出していると、普段の生活では感じない静けさに包まれ、気づけば頭の中もすっきり。これだけで一日の価値があると感じられるものです。
また、釣りの合間にふと顔を上げれば、空にはトンビが舞っていたり、足元には小さなカニが走り回っていたり。魚だけを目的にしていると見逃してしまう“自然からの贈り物”に気づけると、「今日は釣れなかったけど、いい時間を過ごせたな」と思えるはずです。
つまり、釣りを「結果」だけで楽しむのではなく、「過程」や「場の雰囲気」を味わうこと。そうすることで、どんな日でも「今日は楽しかった」と心から思えるようになるのではないでしょうか。
